過去最大の上げ幅!鳥取県は73円引上げ!2025年度最低賃金引上げ!都道府県の答申始まる!

ユーチューブ動画公開しました。

2025年度、最低賃金引上げ目安額一覧付き。

過去最大の上げ幅!鳥取県は72円引上げ!2025年度最低賃金引上げ!都道府県の答申始まる!

https://youtu.be/n3gUB7deR_0?si=mnhDQc4rfXXRWZqY @YouTubeより

厚生労働省の中央最低賃金審議会は都道府県をAランクからCランクまでの3つのグループに分け、

それぞれの1時間あたりの最低賃金の引き上げ額の目安をAランク、Bランクを63円、Cランクを

64円とするとした答申を発表しました。

これを受け各都道府県ごとに地方最低賃金審議会が開催され協議が行われています。

一部地域ではもう協議を終え地方労働局へ答申を行ったところも出てきています。

今年度の最低賃金引き上げの目安額、引き上げ幅ともに過去最大ですが、すでに答申を行った

地方最低賃金協議会はこの金額を上回る回答を出しており、追随する都道府県も出てくることでしょう。

令和7年8月9日現在私で把握できているだけでも、奈良県、宮城県がBランク63円のところ2円増の

65円。Cランク64円の鳥取県は9円増の73円の引き上げを労働局へ答申しています。

我々経営者からすると、「何してくれとんねん」というところですが、時給上がるのめっちゃうれしいですよね。

 

でも、最低賃金が大幅に上がるのは喜ばしいことかもしれませんが、人件費の高騰で、経営が苦しくなる

企業も出てくるでしょう。

私どものような就労継続支援A型事業所は、利用者さんの給与を生産活動で得た収入で賄わなければ

いけないので、その分の生産活動を増やすか採算のいい生産活動に移行しなければいけません。

今でも四苦八苦しているのに生産活動費だけでは給与を賄えなくなる事業所も増え、その結果、

A型スコアを落としてしまい、訓練等給付費がランク落ちし経営が行き詰まる事業者も増えることでしょう。

また就労継続支援A型事業所の大量閉鎖が起こり障害者の収入確保の場がなくなります。

 

一般の企業も人件費が上がることで利益が減るので、その分を価格に転嫁しなくてはいけなくなるかも

しれません。今よりさらに物価高騰が進むことになるかもしれません。

 

また給与の額面が上がることで、税金や社会保険料が上がり手取りがふえないということも起こりかねません。

 

政府は2030年までに最低賃金1500円を目指すと言ってますが、ただただ最低賃金だけ引き上げても、

税収は増えるかもしれませんが、国民の生活は決して良くなるとは限りません。

有効的かつ持続的な物価対策や減税策を同時進行で進めてもらいたいものです。

最低賃金の引き上げ時期は各都道府県ごとに違いますが早くても10月以降です。

上がった上がったと、ぬか喜びにならないようシミュレーションしておいてください。

参考再生リスト

https://www.youtube.com/playlist?list=PLXvd5Ebg44JSyxZfrfv7KbfPyM4zGzDtf

https://www.youtube.com/playlist?list=PLXvd5Ebg44JTYI6qpaNwszmYD8jtlRhAz