不本意な報道

また、「障害者」の文字が世間を騒がせてます。

 

新幹線の殺傷事件。メディアは何かあると容疑者の病歴を調べ、あたかも障害者だから

事件を起こしたかのように騒ぎ立てます。

確かにそれも一因ではあるのでしょうが、事件当時の心身状態などは警察や医療機関で

しっかりと調査、検査を行った上で判断すべきです。

一度でも、心療内科や精神科を受診すれば危険人物であるかのような報道は許されませ

ん。

 

障害者施設での事故死の報道もされています。

まだ捜査段階で何もわからない状況なのに、職員の虐待でと決めつけた報道。

状況からして、虐待、暴行は有ったのでしょうが、まだ捜査もされてないのに犯人扱い

は、どうかと思います。

それと同時に、同様の事件があると必ず、福祉介護職は大変な仕事だからと被疑者を

擁護するようなコメントが出ます。

福祉現場で働く者ですので、被疑者の気持ちも解らなくはないです。

でも、それとこれとは別の話です。しんどいから、人を傷つけたり死なせても良いなんて

事はありえません。

 

このような報道が日々なされ、「障害者だから」「福祉職員だから」と刷り込まれていく

のは非常に不本意です。

調査結果をしっかり見守って、適切な報道をしてもらいたいものです。