大人の発達障害って?

「大人の発達障害」
最近、聞くようになってきた言葉ですよね。
少し前までは、「めんどくさい人」「変わった人」「自分勝手な人」と
誤解され、敬遠されることも少なくありませんでした。

発達障害の原因は、まだすべてが明らかになっているわけではありませんが、
脳機能の発達のアンバランスさにあるとされています。そのため、特定のことには
非常に優れた能力を発揮する一方で、ある分野は極端に苦手といったようなことが
生じます。
誰でも、得手不得手は大なり小なり有りますが、この得手不得手の差が大きく、生活に
支障をきたす人が、発達障害があると言われています。

例えば、仕事は出来るけど、協調性がなくコミュニケーションを取ることが苦手。
勉強は出来るけど、計算は苦手とか漢字が覚えられない、人の顔が覚えられない等、
普段の生活には大した支障はないけど、仕事となると困ってしまいます。
このような人が社会に出て初めて、生き辛さを感じたり、職場を転々としたり、
うつ病を発症したりして、発達障害があると気が付くので、「大人の発達障害」
と言われるのです。
大人になってから発症すると言うわけではありません。