思いやり就労支援センターの松岡です。
大阪労働局より「平成27年障害者雇用状況の集計結果」が、11月27日付で
発表されています。
大阪府の民間企業の平均雇用率は、1.84%、全国平均の1.88%に届かず、また、
法定雇用率(2%)達成企業は、44%、全国では47%と、こちらも届いていません。
公的機関(2.3%)に関しては、和泉市以外は達成しおり、2.79%となっています。
この数字をどう取るのか。
大阪府の企業・団体・公的機関の障がい者雇用への意識は、高いと取るべきなのか、
法定雇用率を今だ、達成しきれていない企業が56%と半数を超えているのも事実です。
大阪府は、地方と比べ、特例子会社も多く、受け入れ体制の整った大手企業も多数あり
そう言った企業が支えている感があります。
もちろん、特例子会社や受け入れ体制の整った大手企業は、ありがたい存在で、もっと
増えることを期待します。
しかしながら、ノーマライゼーションの観点から見て、特例子会社や受け入れ体制の
整った大手企業が、雇用を支えるのではなく、その人の生まれ育った地域、趣味嗜好、
夢や希望に少しでも近づける企業に就職でき、それによって雇用率が上がっていくのが
本来だと考えます。
参考資料
http://osaka-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/osaka-roudoukyoku/H27/antei/1127taisaku.pdf