障害者の職場体験・実習

思いやり就労センターの松岡です。

 

当事業所からも、数名の方が一般就労を目指して、職場体験や、実習を受けられています。

 

職場体験や実習が決まると、期待に胸膨らませ、ワクワクします。

でも、実際にその日が近づいてくると不安で、怖くなる。

「出来なかったらどうしよう。」「職場の雰囲気になじめるだろうか。」

「怖い人はいないだろうか。」「企業様や、事業所に迷惑をかけてしまうのでは。」

など、色んなことが頭に浮かびます。

でも、それは大きな勘違いです。

職場体験や、実習=採用ではありません。

あくまでも、お試しなのです。

洋服買う時に試着しますよね、そんな感じです。

試着して、思った感じじゃなかったり、サイズが合わなかったりした経験はあるでしょう。

お店側は、色違いやサイズ合わせを提案してくれます。

それでも合わなかったら買いませんよね。

お店側も、合わない服を買って帰って、すぐに返品される方が迷惑ですので、納得してくれます。

 

職場体験や、実習も同じことです。

合わなければ断ればいいのです。採用してすぐに辞められる方が迷惑です。

合わない理由は、職場や、業務内容だけじゃありません。

例えば通勤。距離的に近くても交通機関の便が悪いとか。

実際に体験しないと解らないことを調べに行くのが、職場体験、実習なのです。

肩の力を抜いて、どんどんチャレンジして、自分に合った長く続けれる仕事を見つけましょう。

 

職場体験や実習を受けるには、支援施設を利用するのが一番です。

地域の障害者就業・生活支援センターや就労継続支援A型、B型事業所、就労移行支援事業所などで

支援してもらうと、就職後も定着支援が受けれて便利です。