相模原事件に思うこと

思いやり就労支援センターの松岡です。

 

相模原事件で亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、ご遺族の方に

心より、お悔み申し上げます。

また、負傷された方の一刻も早い、ご回復をお祈りいたします。

 

さて、このような痛ましい事件が起きると、必ず、報道がエスカレートし

障害者施設の現場が、過酷で賃金が安く人手不足で、身体的、精神的に

病む人が多く、そこに原因があるとか。

措置入院した病院の医師の判断が甘いとか。

加害者そっちのけで、関係者から悪者を作りだす、魔女狩りが始まります。

中には、障害者施設そのものを否定したり、一緒に暮らせないご家族を責め

たり、驚くことに、最初と最後だけ事件を否定しているものの、本文は加害者

と変わらないような思想を展開している人達もいます。

防ぎようがなかったとは言いませんが、防げなかった事を責めるのは的外れです。

障害者施設で起きた、(障害者であろう)加害者の事件だからと特別視せず、

学校や、職場、人の集まるとところでは起こりうる事件ととらえ、防止策を

考えていただきたいものです。

 

原因追求と、魔女狩りは、違うと言うことを再度申し上げます、

加害者に判断能力がないとされ、代わりに誰かがスケープゴートにされない

事を願います。