PTG「(心的)外傷後成長」とは?

皆さんは、PTG(ポスト・トラウマティック・グロース)という言葉を御存じでしょうか。

PTSD(ポスト・トラウマティック・ディスオーダー)「(心的)外傷後ストレス障害」は

最近よく知られるようになりましたが、

PTGは、その逆です。事故や病気、過度のストレスなどで心に大きな傷を負ってしまうような

出来事があっても、その後、人として大きく成長する事(人)という概念です。

 

例えるなら、災害で家族や友人、家や仕事を失った人が悲しみを乗り越えて、同じような体験を

した人の為にボランティア活動をしたり、被爆者が被爆体験を語り継いだり、反原水爆運動に

関わったり。

事故で車椅子生活になってもアイドルを続けている人、難病で足を切断してもランウェイに戻って

きたモデルさんもいます。パラアスリートの方などは、ほぼ皆さんそうなのではないでしょうか。

 

人生には大きな変化が必ずあります。進学や就職。結婚、出産。

でも良いことばかりではありません、希望通りの進学や就職をしても、上手くなじめず辞めて

しまったり。結婚して子供がいても離婚する人もいます。

人生良いことばかりじゃありません。良いことが悪いことに変わることもあるのですから、

悪いことがあっても、いいことに変わる(変える)こともあります。

 

私も身体障害者ですので、日々出来なくなったことへの悔しさや惨めさ、いらだちの中にいます。

そんな時、PTGの人達の活躍を見て力にしています。

どんな事があっても、たとえ一歩も進めなくても、前だけは向いていようと。