思いやり就労支援センターの松岡です。
高齢の方、障がいの者の方や難病等で、災害など緊急時の自力避難が困難と
認められる方を「避難行動要支援者」といいます。
東日本大震災時、65歳以上の高齢者の死者数は全体の6割を占め、
障がい者の死亡率は、全体の死亡率の2倍に上ったそうです。
これを受け、内閣府は平成25年8月に「避難行動要支援者の避難行動支援に
関する取組指針」を示し、各都道府県市町村に取り組みの強化を指示しました。
すでに、2年以上たってますが、やっと行政が重い腰を上げ、
「避難行動要支援者の方の情報を平常時から地域の避難支援等関係者に対し
情報提供することに同意していただくための「同意書」」の郵送を始めました。
もう、お手元に届いていらっしゃる方もおありでしょう。
面倒くさがらず、必ず返送してください。
避難行動要支援者の方の情報は、平時は守秘義務がありますので、消防機関や
民生委員等の支援関係者にのみ提供されるので、誰でもが知ることはできません。
避難行動要支援者以外の方は、平時から、ご近所の避難行動要支援者であろう人を
気にかけておいて、自身の避難経路の途中にお住まいの方がいらっしゃれば、
避難訓練等で、声掛けをするなど交流を持たれたいると、スムーズな支援が出来る
事でしょう。
災害時に、支援するのもボランティアですが、平時から気にかけておくのも、立派な
ボランティアです。