障害者が就職するのに支援員は必要なの?就職した後は?支援員がいることの「メリット」「デメリット」

就職や転職を目指されている障害者の皆さん。何らかの支援機関をお使いでしょうか?

ハローワーク通って、履歴書を書いて面接受けて、就職決まって、働き始めて、職場環境や人間関係、

仕事内容に悩んでも、一人で頑張っていると大変ですよね。

眠れなくなったり、疲れて、仕事どころではなくなってしまいます。

 

そこで頼れるのが、障害者施設の支援員です。

障害者施設にはいろんな種類がありますが、就職ならそれに特化した支援機関を利用するのが一番です。

私どものような就労継続支援A型事業所、B型事業所、就労移行支援事業所など、就職に向けて準備を

手伝ってくれます。

日々一緒に働き客観的な目でできる仕事、向いている仕事をアドバイスしてもらえます。

自分で思っているのと違っていたりして、視野が広がります。

また、一緒に求人も探してくれたり、面接に立ち会ってもらったりもできます。

 

就職後、いつまでもとはいきませんが、相談や、愚痴も聞いてもらえます。

就職後は、就労定着支援事業所や障害者就業・生活支援センターなどの専門機関に引き継いでももらえます。

支援者がいれば、職場でうまくいかないことや、会社に配慮してもらいたいことなど相談でき、どう会社に

伝えるといいのかなどのアドバイスをもらったり、言いづらいことは支援員から会社に言ってもらうことも

できます。

 

これは、会社側としてもいいことで、変化に気づいてもどうしていいのかわからず、放置してしまうなんて

ことをせず、支援員に相談すれば簡単に解決できることもあるでしょうし、間に入って話をしてもらうことで

解決できるかもしれません。

そういったこともあって、面接時に、支援員の有無を聞かれる企業もあります。

私も実際に、企業側からの依頼で面接に立ち会ったり、就職ガイダンスに立ち会ったりしたことがあります。

人事の人や担当者の方からの相談を受けることもよくあり、本人からは遠慮して言ってくれないからと客観的

な目で見た配慮すべきことや障害の特性、対処法など文章で提出したこともあります。

企業側も、支援員がいることで安心して採用できるのでというメリットがあるのです。

 

ただし、支援員に頼りすぎるのはよくありません。面接に立ち会ってもらっても、面接を受ける本人が話を

せず、支援員が代わりに話をすれば、なにもできない人と思われたり、支援員が何なのかが分からず、何か

言ってくる口うるさい存在と思われてしまうこともあります。

あくまでも、相談できる存在で、主役は自分自身だということを自覚して対応してください。

就職に限らず、あらゆることで支援員という存在は、必要です。

 

まずは、お住いの自治体の障害者担当部署に相談されて、計画相談事業所等の支援機関を紹介してもらう

ことをお勧めします。